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ブロックチェーン活用の在庫管理プラットフォーム提供開始 物流容器の管理向けに

システム開発大手の株式会社東計電算とブロックチェーンハブを運営するバイナリースター株式会社 は、東計電算が提供する現物資産管理システム「PACS(パックス)」をベースに、ブロックチェーン技術を活用した拡張サービス「PACS Plus(パックスプラス)」の提供を5月15日に開始すると発表した。

両社はブロックチェーンの活用による産業課題解決、業務効率化の追求を目的に、共同でソリューション研究開発・販売体制を構築。既に実用化されている東計電算のパックスプラスに対して、バイナリースターのこれまでに培ってきたブロックチェーン技術と実用化の知見を加えることで、在庫関連業務において、現場とオフィス両面の業務効率を向上するプラットフォームの実現を目指す。

PACS Plusは、物流容器(パレット・カゴ車・通い箱・フレコンなど)、金型資産、固定資産、消耗品、治具工具類などを、手間なくクラウドで個体管理できるSaaS型のパッケージ商品をベースにして作られた。ブロックチェーン技術レイヤーの追加実装を選択できることが特徴であり、顧客企業の業務要件に応じて、ソリューションの一部のみを個別にも導入できる。さらに、パックスプラスのベースとなっている「PACS(パックス)」は、他業務へのシステム間連携や倉庫管理システム(=WMS)への拡張プランの提供と多くの導入実績をもっている。 現在、(タイ・フィリピン・ベトナム、サウジアラビア等を含む30カ国以上で導入が進んでいる。

今後は、ブロックチェーン技術そのものの進化を常に追いながら、本プラットフォームを軸にたグローバル輸送ネットワークを意識した機能拡充を図る。税関向けに提出されている免税措置を受けるための書類をブロックチェーン上で管理するなど関連機関やそのシステムとの連携を通じて、ブロックチェーンを活用した業務ソリューションとしてパックスプラスを中長期的に進化させていく。また、オフィス内のオペレーションとしても重要な業務中に発生するあらゆる実績証明・エビデンス保管にも対応するなど、現場の業務の目線からシステム機能拡充を共同で研究開発していく予定だという。

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