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アサヒ、トヨタ、日野らFC大型トラックの走行実証を2022年春に実施

アサヒグループ、西濃運輸、NEXT Logistics Japan、ヤマト運輸、トヨタ自動車、日野自動車は、燃料電池大型トラック(FC大型トラック)の走行実証を行うことで合意したと発表した。これは、国内商用車全体のCO2排出量の約7割を占める大型トラック領域におけるCO2排出削減を目指すもので、FC大型トラックはトヨタと日野が共同で開発し、アサヒグループ・NLJ、西濃運輸、ヤマト運輸、トヨタの5社が、2022年春頃から各社の物流業務で使用しながら走行実証を開始する予定。

想定しているルートは、アサヒグループホールディングスとNEXT Logistics Japanは、アサヒビール茨城工場でビールや清涼飲料、アサヒビール平和島配送センターで洋酒やワインなどを積載し、NLJ相模原センターで荷下ろし、関西からの荷物を引き取って茨城工場に戻る。西濃運輸は、東京支店から相模原支店宛、小田原支店宛の荷物の拠点間輸送を行う。ヤマト運輸は、羽田クロノゲートベースと群馬ベース間で集約された宅配便荷物等の拠点間輸送を行う。トヨタは、愛知県内のトヨタの各工場とトヨタ飛島物流センターの拠点間で部品輸送を行う。

幹線輸送に使われる大型トラックは、十分な航続距離と積載量、短時間での燃料供給が求められる。その電動化においては、エネルギー密度の高い水素を燃料とする燃料電池システムが有効であると考えており、今回開発するFC大型トラックは、航続距離の目標を約600kmとし、環境性能と商用車としての実用性の高次元での両立を目指している。

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