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ソフトバンクと日本通運、物流DXの支援会社を設立

ソフトバンクと日本通運は、物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する新会社「MeeTruck株式会社」(ミートラック、本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:横井 直樹、以下「MeeTruck」)を、2020年4月2日に共同で設立したと発表した。MeeTruckは、トラック輸送を担う物流事業者向け配車支援サービスの提供を開始している。

物流業界は、ドライバー不足やECの急拡大に伴う荷量の急増など、さまざまな課題を抱えている。ソフトバンクと日本通運は、テクノロジーを活用してこれらの課題を解決することを目指し、MeeTruckを設立した。ソフトバンクは、物流のサプライチェーン全体の最適化を目指し、これまでにラストワンマイル配送やIoT宅配ボックスに関する実証実験を行っており、今回新たにトラック輸送領域の取り組みを行う。日本通運は、倉庫業務における自動走行フォークリフトや自律協働型ピッキングロボットなどの技術を導入し、物流に新たな価値を届ける。

MeeTruckは、トラック輸送を担う物流事業者向けのクラウド型配車支援サービスを提供する。物流事業者は従来、トラックの割り当て作業やスケジュール管理を紙やホワイトボードへの手書きで行うことが多く、配車業務の効率化が課題となっていた。また、システムを導入する場合も、導入・管理コストや運用の負担が大きく、デジタル化が進みにくい状況だった。今回MeeTruckが提供する配車支援サービスは、受注した運送業務の案件登録やトラックの割り当て、勤務計画表の作成などを、場所や時間にとらわれずウェブアプリケーション上で誰でも簡単に行うことができ、デジタルデータとして一元管理することが可能。今後は、サービス利用者の要望を基に柔軟かつ継続的にサービス開発・改善を行い、受発注や実績管理などの機能を拡充する予す。

また、今後、トラック輸送を担う物流事業者および荷主企業向けに、両者をつなぐマッチングサービスの提供を2021年度中に予定している。このサービスにより、貨物を探す物流事業者と、トラックを探す荷主企業が、それぞれの条件に合う貨物やトラックを簡単に見つけることができます。将来的には、第1弾の配車支援サービスの提供により得た知見やデータを基に、AI(人工知能)などの先端テクノロジーを活用して、サービス利用者のニーズや傾向に応じた、より高品質なマッチングの実現を目指す。

トラック配車支援サービスの画面イメージ

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