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日立とマイクロソフト、物流分野の次世代デジタルソリューションで提携

株式会社日立製作所と日本マイクロソフト株式会社は、東南アジア、北米、日本における製造・ロジスティクス分野向け次世代デジタルソリューション事業に関する複数年にわたる戦略的提携に合意したと発表した。協業の第一弾として、日立は、2020年7月からタイにおいて、本協業に基づくサービス提供を開始する。

日立はデジタル技術を活用した次世代マニュファクチャリング・ロジスティクス・メンテナンスを実現する顧客情報からサービスを創出するLumadaソリューションや株式会社日立産機システムのIoT対応産業用コントローラ「HXシリーズ」と、マイクロソフトの信頼性の高いクラウドプラットフォームAzure、Dynamics 365やMicrosoft 365などを組み合わせ、企業の生産性向上や業務効率化を支援する。この協業を通して、日立は次の3つのソリューションを提供します。

生産性向上を実現するマニュファクチャリングの高度化

「Hitachi Digital Supply Chain(日立デジタルサプライチェーン)」やAzure IoTなどを活用して、製造現場の人、設備、材料、方法のデータを収集して、生産の進捗確認や設備の稼働状況、作業員の動作などの見える化・分析を行い、工場の運用最適化とユーザーの生産性向上を図る。

データアナリティクスによるロジスティクスの最適化

「Hitachi Digital Solution for Logistics/配送最適化サービス」やAzure Mapsなどを活用して、配送の条件(納品日時、物流拠点の位置、走行ルート・時間、渋滞、積荷時間など)や熟練者の経験を取り入れたデータ分析により、効率的な配送計画を自動立案することで、ユーザーの物流コストの削減や配送業務の効率化を支援する。

[画像]「Hitachi Digital Solution for Logistics/配送最適化サービス」を活用した物流最適化・業務効率化のイメージ画像
「Hitachi Digital Solution for Logistics/配送最適化サービス」を活用した
物流最適化・業務効率化のイメージ画像

予兆保全とリモートアシストによるメンテナンス

  HoloLens 2と Dynamics 365 Remote Assistなどを活用し、製造・流通現場とオフィスをシームレスにつないで、写真、テキスト、音声などによる作業証跡の保存、遠隔での作業指示を可能とすることにより、現場の作業員の作業効率化や高品質化を支援する。

[画像]HoloLens 2 と Dynamics 365 Remote Assist を活用して遠隔での作業指示に沿って作業する現場作業員のイメージ画像
HoloLens 2 と Dynamics 365 Remote Assist を活用して
遠隔での作業指示に沿って作業する現場作業員のイメージ画像

  これらデジタルソリューションの導入・管理には、2019年4月から販売を開始した日立の「Lumada Solution Hub」を利用する。

  また今後、両社は、北米や日本での事業展開や、製造・流通分野以外の協業範囲の拡大を検討していく予定。

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