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米マイクロソフトとFedExが提携 物流の変革目指す

アメリカのマイクロソフトとFedExは5月18日に、サプライチェーンの強化と配送時間の短縮に向けて顧客を支援していくための提携締結をし、最初のサービス 「FedEx Surround」の発表を行った。両社は共同の製品開発を通じ、FedExの物流ネットワークからデータを収集し、「Microsoft Azure」クラウドを介して分析していくという。

新サービス「FedEx Surround」は、サプライチェーンや荷物の追跡で、リアルタイムな分析を実現する製品。IoTテクノロジーを通じて220ヵ国でサービス展開するFedExの大量のデータを収集し、MicrosoftのAIシステムを通じて分析し、大企業や中小企業に荷物輸送や在庫管理を改善する方法を判断するためのリアルタイムのデータを 提供する。

背景として、特に時間の正確性が求められる配送業務、例えば医療機器メーカーは大雪のため心臓手術用品の医療機関への配送が遅れる恐れがあることをこのサービスで確認でき、荷物の優先度に応じて予定通り到着するよう別の経路で輸送することなどができるようになる。

マイクロソフトのCEOであるSatya Nadellaは「FedExとともに、Azure、Dynamics 365、およびそのAI機能の力をこの緊急のニーズに適用し、世界中の相互顧客のロジスティクスを変革する新しい商取引を構築していく」と述べています。

今夏に試験的に導入した後、本格展開を開始する予定。

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