株式会社カミナシは、現場業務を効率化する現場管理アプリ 「カミナシ」を2020年6月29日より提供開始した。月額で1ユーザー月額5,000円〜。2023年までに800社導入を目指す。現在はタブレット対応のみでスマートフォン対応は年内開始予定。

昨今、あらゆる業界でデジタル化が叫ばれ、ホワイトカラー向けには多くのSaaS（クラウド型ソフトウェア）をはじめとしたITツールが普及し、効率化が一気に進んでいる。一方、現場で働くノンデスクワーカー3,111万人（ブルーカラー、サービス業従事者）は、PCなどの設備がない環境で働いているため、紙中心の作業を行っているケースも多い。結果として大量の無駄が生まれている。

「カミナシ」は、2019年11月の事前問い合わせ開始より製造や小売、飲食、運輸をはじめとした企業から550件以上のお問い合わせがあったほか、β版は30社の導入があるなど反響があった。

「カミナシ」は、モバイルアプリを使って現場の業務効率化を実現するサービス。アプリが監督者に代わり正しい作業手順を徹底させたり、非効率な事務作業（手書き情報のデータ化・目視チェック・承認・エクセルへの転記・集計・メールでの報告・検索）を自動化し、ルーティーンワークや無駄な作業を削減する。

1.正しい手順で作業を実行
アプリが正しい作業をナビゲートする。作業者が入力した結果に応じて、その後のチェックリストやマニュアルが変化するシナリオ機能を搭載。最適な業務フローを作成することで、作業者を標準作業へと導く。

2.ユーザーの代わりに作業をチェック
管理者に代わり、作業結果をモニタリングする。人力で行っていた作業帳票のチェック作業は自動化され、承認作業も数秒で完了する。いつでも、どこからでも、WEB上から現場の情報にアクセスが可能になる。

3.日報や報告書を自動で作成
現場で入力されたデータから自動で日報や報告書を作成して、対象者に送付。紙の中にある情報をエクセルに転記してデータ化するという、非効率な作業から解放可能。現在使用しているエクセルフォーマットがそのまま使用可能。

4.現場のカイゼン活動をサポート
現場の監査や巡回チェック、改善指摘、結果報告といった一連のカイゼン活動をサポート。実行状況は可視化され、確実に問題を解消することが出来る。

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