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物流のキホン

物流を効率化するには?政府が推奨する物流効率化の方法・事例などを紹介

物流業者は人手不足や配送料の増加によって、ますます効率化が求められるようになっています。物流を効率化させるためにはどのような方法があるのでしょうか。本記事では、物流事業の事業担当者、経営者に向けて物流を効率化する方法を解説します。ぜひ参考にしてください。

物流の効率化が必要とされている理由とは

物流の効率化が必要とされている理由について、以下で解説します。

ドライバーの人材不足

物流業界では、人口減少や高齢化により人材不足が続いています。国土交通省の「トラック運送業の現状等について」によると、トラック業界で働く人のうち、約45.2%は40から54歳であり、一方、29歳以下の若年層は全体の10%以下です。女性の割合は2.5%と、全産業と比べて極めて低い状況です。全体的にドライバー高齢化が進み、特に若手の人材が不足しています。

労働環境の悪化に対する懸念

物流を担うドライバーの業務は、肉体労働であるため過酷なイメージがあるかもしれません。特に長距離ドライバーは勤務時間が長く激務になりやすいと言われます。配送センターや物流倉庫に到着した後に荷下ろしなどもあります。労働環境が悪化することで、人が辞めてしまうことにもつながるでしょう。

このようなドライバーの労働環境改善のためにも物流の効率化が必要とされています。

配送量の増加に伴う負担の増大

世の中にインターネットが普及したことにより、EC市場が拡大しました。新型コロナウイルスの影響もあり、ネット販売が当たり前になったことで、配送量が増加しています。

また、個人向けの配送が多いと管理が煩雑になりがちです。有名ECサイトでは、配送料を無料に設定しているサイトもあるために、配送会社が負担していることも相まって、負担が増大しているようです。

サプライチェーンの乱れ

新型コロナウイルスの影響でサプライチェーンの乱れは国内だけでなく、国際的な問題となっています。グローバルベースのサプライチェーンが寸断されたことで、物資の供給が絶たれるリスクが顕在化したと言われています。

需要に対して供給が追いついていないのが現状です。インフレが起き、原油価格は7年ぶりに高値になり、石炭やオイル、天然ガスなども高騰しました。

物流を効率化するメリット

以下では、物流を効率化するメリットについて解説をします。

物流コストの削減

物流を効率化することで、倉庫の管理費用や人件費などのコスト削減が期待できます。紙で管理していたものをデジタル化することで、今までかかっていた印刷にかかるコストも削減ができます。また、紙の資料が必要になった際の探す手間を減らせるため、作業時間の大幅カットが期待できます。

サービスの品質向上

物流を効率化し、倉庫管理システムなどを導入しておくことで、システム上でデータ管理できるようになり在庫の把握がしやすくなります。業務がスムーズになれば、手作業で起きてしまうヒューマンエラーのミスも減り、サービスの向上が期待できます。ミスを減らし正確な配送業務を行えることは、お客様からの信頼につながるでしょう。

物流の効率化を目指す「物流総合効率化法」とは

2016年に「物流総合効率化法」(正式名称を「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」と言います)の改正案が施行されました。物流業界の連携や効率化を進め、労働力不足を解消するとともに、より利便性の高い物流を実現することが目的です。

国土交通省では、この法律をもとに物流の効率化を進める企業に対する支援を行っています。支援の対象となる具体的な効率化の方法については、次の見出しで解説をします。

国土交通省が推奨している効率化の方法

国土交通省が推奨している効率化の方法について、以下で解説します。

輸送網の集約

製品は通常物流倉庫に格納されたのち、配送先へと輸送されます。倉庫を多く設ければ配送先への輸送距離は短縮できますが、一方で平均積載量が減る問題がありました。

そこで、複数台で個別に輸送していたものを1台のトラックに集約します。分散していた輸送ルートが集約されれば、効率化が図られます。倉庫の数が減ることで、スタッフやトラックの稼働数も少なくなるでしょう。

輸配送の共同化

今までは、メーカー側が輸送会社を直接手配していたため、荷物の量が少なくてもトラックを動かしていました。そのため、複数の運送会社が協力して、同じ配送先の荷物をまとめて輸配送する方法を取るようにしました。ドライバーの負担軽減やドライバー不足への対応が実現できます。

モーダルシフト

モーダルシフトとは、トラックで行っている貨物輸送を鉄道や船舶などへ転換する方法です。長距離配送をするときに有効的で、ドライバーの負担軽減が可能と言われています。トラックから輸送方法を変えることで、一度に運べる量が増え、効率的に輸送が可能です。また、環境負荷の低減にもつながります。

物流を効率化するための具体的な手段

以下では、物流を効率化するための手段について、具体的に解説します。

業務の見直し

現場の業務フローを見直して、非効率な流れを改善します。普段当たり前のようにしていることでも、見直すことで、無駄を見つけられるかもしれません。無駄な作業を減らすことで、少ない人でもスムーズに業務を進められるようになります。今ある作業が本当にあるべきなのかを考える必要があります。

物流拠点をまたいだ業務の見直し

部門ごとでの効率化が中心になっていることが全体的な効率化の妨げになっている可能性があります。場合によっては自部門の効率化が、他の部門ではコストが高くなる原因になっていることもあるために、他部門と連携した物流効率化を検討する必要があるでしょう。

システムの導入

物流システムとは、物流の工程を一元管理するためのシステムのことを言います。物流システムを導入することで、倉庫内作業、在庫管理、配送計画、運転手のシフト管理などさまざまな業務を効率化できます。主なシステムについて詳細を解説します。

倉庫管理システム(WMS)

倉庫管理システム(WMS)は倉庫内の作業工程や倉庫を管理するシステムです。入庫から出庫までをデジタル管理ができます。ハンディスキャナーを導入すれば、読み込みが早く正確な検品ができるようになり、在庫確認も楽になります。

配送管理システム(TMS)

配送管理システム(TMS)は出荷から配送完了までの工程を管理するシステムです。配送状況を把握しやすく、時間変更にも柔軟に対応できるようになります。

運送管理システム

運送管理システムは、運送に関するさまざまな情報をまとめて管理するシステムです。運行計画を立てたり、ドライバーのシフト管理を行ったりします。運行をしている現場と本部が連携可能になり、マネジメントを支援します。

ピッキングシステム

倉庫内で行われているピッキング作業を効率化するためのシステムです。作業者にピッキングに必要な情報を瞬時に伝えることができます。出庫業務の際に、倉庫内のどこに目的の商品があるのかをすぐに確認できます。

EDI

帳票類を電子化するためのシステムです。データの入力作業を効率化できるため、コスト削減にもつながります。また、企業と企業の商取引情報を自動で行うことができるため、取引先との連携を容易にしてくれます。

物流の効率化を図った事例を紹介

物流の効率化を図った事例を紹介します。事例から効率化の参考にしてください。

同業他社の連携による共同モーダルシフトの事例

ビールの大手企業であるアサヒとキリンは北陸エリアの飲料輸送で共同モーダルシフトを実施しました。同業他社の連携による共同モーダルシフト、大きなシェアを占める企業の協同による啓発性、鉄道貨物の利用率の低い下り路線の輸送力の有効活用したことにより、ドライバー運転時間省力化 20,000時間/年(35%削減)をしました。

アスクル株式会社の事例

アスクルは、人手不足や生産性向上などの課題解決のために積極的に自動化を進めており、庫内の労働環境を改善することを目的に、実行型 AI ロボットを導入しました。出荷するケース品を持ち上げ、コンベヤに投入するアーム型ロボットを投入した結果、作業負担の低減、ピッキングの定点化による生産性向上、収容在庫数の拡大に寄与しました。

株式会社サトー商会の事例

株式会社サトー商会では、顧客の要望と納品の制約条件に応えるために配送ルートが複雑化し、配送効率低下と物流費の上昇が大きな課題となっていました。

そこで動態管理システムを導入し、配送ルートを再編して8台を減便。車両と人件費を合計すると年間約5,000~6,000万円のコスト削減に成功しました。また、空いた車両を使い、最小限の初期投資で新規事業の立ち上げも行っています。

まとめ

買い物の形が変わりつつある現代では、物流効率化はより考えなければならないことでしょう。ECの発展により、配送業務はより正確さと迅速さを求められています。

ITを取り入れて物流を効率化することは、新しい分野を取り入れることになるため、初めは時間がかかるかもしれません。しかし、これからの時代を考えれば、成功の近道となるでしょう。

MOVO Channelでは、運ぶの課題をワンストップで解決します。物流センターの運営に関するコスト削減、生産性の向上、低価格で豊富な機能が使えます。大手企業にも導入事例があるため安心してサービス利用が可能です。ぜひお問い合わせください。

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