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三菱倉庫、NY向け鮮魚の航空輸送でリアルタイムトレーサビリティの実証実験

三菱倉庫は、株式会社LOZIと共同で、ニューヨーク向け鮮魚の航空輸送においてリアルタイム・トレーサビリティの実証実験を行った。

三菱倉庫は、国内外の関係会社や代理店と連携し、グローバルな航空輸送サービスを展開している。今回、LOZIのSmartBarcodeの、単一のQRコードによって多くのデータを共有、管理することができ、取扱いがシンプルな点に着目し、共同で実証実験を行った。
LOZIがQRコードをベースに開発した「入力可能な可変識別コード」で、スマートフォンでの情報読み取り、入力が可能になる。
実験は2020年7月下旬、東京・豊洲市場からニューヨークの日本食レストランへ鮮魚を輸送する際に行った。
鮮魚の輸送ケースにSmartBarcode®を貼付して輸送し、行程上のトラッキングポイント(約10ヶ所)において、各担当者が輸送ケースのSmartBarcode®をスマートフォンで読み込み、輸送状況に関する情報をデータベースに格納した。これらの情報やデータをチェックし、事前に設計した情報処理フローの妥当性やシステムの動作状況を検証した。
主なトラッキングポイントは、以下。豊洲市場(集荷時)、成田空港(上屋搬入時)、輸出通関、ニューヨーク・JFK空港での輸入通関、お届け先への配送、納品。
輸出入許可は、通関担当者がインボイス上に貼付したSmartBarcode®から入力した。
今後の実用化に向け、実証実験で得られたデータや課題を引き続き検証する。また、生鮮食品と同じく、トレーサビリティが重視される医薬品、特殊化学品、精密機器等の航空輸送への応用についても検討する。

[ 画面イメージ ]

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