物流のキホン
在庫コストの削減方法
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物流のキホン
動態管理システムとは、主に車両に搭載して車両の現在地を確認したり、危険運転情報を取得してアラートを出すといったことができるツールのこと。車両の位置が見える化できるので、すでに導入している、または導入を検討しているといった企業も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな運送の業務効率化をサポートする、動態管理システムを7つ厳選してご紹介します。
GPSで車両の位置を把握して荷物の到着予想時間を割り出したり、配送スケジュールや運行管理を行う動態管理システム。
「車両の位置情報をリアルタイムで把握したい」「配送中のトラックに荷物を効率的に割り当てたい」「走行データを可視化して、ドライバーの安全運転を促進したい」そんな、運送業が抱える課題を改善する機能を備えています。
具体的にどのようなメリットがあるのか、管理者、ドライバーそれぞれの視点で紹介します。
このように、運送業にとっては業務改善の切り札とも言える存在の動態管理システム。
どのようなサービスがあるのか、比較してみましょう。
キャリオットは、車両にデバイスを差し込めば、インターネットを経由して車両の幅広いデータの取得ができる動態管理サービス。
車両の情報を可視化し、そのデータを元にコンプライアンス強化、安全性向上、コスト削減や業務効率化をすることができるクラウドサービスです。
複数の分析レポートを集約して、目的に応じたダッシュボードを作成できるほか、車両を複数人で利用する際の予定登録ができるといった機能が特徴。
導入にあたっては専用工事が不要で、1台からでも利用可能です。
月額利用料は車両ライセンス2,980円/ 台(通信費込み)とデバイスレンタル料月額1,200円〜に加えて管理者ライセンス2,000円/ 人が発生します。
運営企業:フレクト
URL:https://www.cariot.jp/
MOVOはムーボ・スティック(OBD給電、シガー給電、結線型)、ムーボ・アイ(ドライブレコーダー)またはスマートフォンどれか1つを端末として選んで、すぐに利用が開始できる動態管理システムです。
ムーボ・スティックの場合も端末購入は不要で、車両1台あたり月額1,780円で利用可能。それ以外には費用がかからない点が魅力です。
さらに、5秒に1回ごとの位置情報が取得できるので、車両の細かい動態を把握できます。
物流の動態管理に特化しているので、ルート内でどこまで配送完了したのかがわかる機能も搭載。
遅延しそうな場合アラートを出し、管理者に対して自動で報告を送ることが可能です。
各荷主に対しても遅延アラートを飛ばすことが可能なので、ドライバーや管理者の手間を省くことができます。
運営企業:株式会社Hacobu
URL:https://movo.co.jp/movement_manage
通信大手、ドコモグループが手がける動態管理システム。
原則、1年から利用可能ですが、3ヶ月の短期プランもあります。
ライトプラン、標準プランの設定があり、端末は買い上げとレンタルを選択できるなど、利用者のニーズに合わせてプランを選べます。
車両・人の位置や、状態のチェックが基本的な機能となりますが、オプションで輸配送進捗管理サービスの利用も可能です。
運営企業:ドコモ・システムズ株式会社
URL:https://www.docomo-sys.co.jp/products/doco-car/service/move/
Smart動態管理は、スマートフォンアプリ専用の動態管理システム。
スマートフォンのGPSを追跡し、リアルタイムな位置情報の把握と配送計画で、配送業の業務を効率化するサービスです。
最低10秒間隔でドライバーの位置情報が取得できるのに加え、作成した配送計画とドライバーの移動を連動させられるため、効率的な配送ルートが調整できます。
スマートフォン1台ごとに月額950円から利用可能です。
運営企業:株式会社オンラインコンサルタント
URL:http://doutaikanri.com/
ビジネスナビタイム 動態管理ソリューションは、スマートフォン・タブレットを活用した動態管理・配車計画、ナビゲーションサービスなどを提供するサービスです。
管理者はPCから配車計画や作業者の状況を把握、作業者はモバイル端末にアプリケーションをインストールしてカーナビとして利用したり、管理者からの指示を受けるといった使い方ができます。
さらに、ステータス報告や移動履歴のデータを反映した日報を自動で作成することも可能です。
利用料金は要問い合わせとなります。
運営企業:株式会社ナビタイムジャパン
URL:http://fleet.navitime.co.jp/
イチマナのセールスポイントは、スマートフォンさえ用意すれば初期費用も月額利用料も無料で利用できるところ。
人工知能やブロックチェーン技術を活用しているため、ドライバーの操作負担を大幅に軽減した上で、荷主、運送会社など全ての関係者へ位置情報の共有がリアルタイムで可能になります。
車両の位置情報の把握や到着予定時刻の算出・表示機能が利用できるので、主に顧客との情報共有を強化したいときに役立つサービスです。
運営企業:CBcloud株式会社
URL:https://ichimana.com
地図情報の調査・制作・販売を行うゼンリンのグループ企業が提供する動態管理システム。
特別な専用機器は不要で、スマートフォンやタブレットにアプリを入れるだけで利用可能です。
地図上での位置確認、ルート表示、ステータス表示(移動中・業務中・休憩中など)、メッセージ送受信、運行実績(動態実績)、日報出力といった動態管理のベーシックな機能が一通り揃っています。
利用料金は要問い合わせとなります。
運営企業:株式会社ゼンリンデータコム
URL:https://www.zenrin-datacom.net/business/tracking/
今までドライバーや管理者にかかっていた負担を、大幅に軽減できる動態管理サービス。
導入することで、ドライバーの働き方改革にも繋がるのではないでしょうか。
導入にあたっては、抱えている課題や、会社の規模などに合わせてサービスを選ぶようにしましょう。
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